間取り相談で見えてきた玄関のチェックポイント７選

間取り診断を行っていてふと思った玄関回りについて。

ほぼすべての家の間取りにシューズクロークがありました。

形も納戸のような形からウォークインクローゼットのような形状までさまざまなものが。

しかし、ほぼすべての間取りのシューズクロークは使い勝手や動線に問題がありそうなものでした。

そこで、今回は玄関回りについて書いてみようと思います。

間取りを確定する前に自分で一度判断されてみてはどうでしょうか？

そもそも何のためにシューズクロークをプランに組み込んでいるの？

悩む人

最近の家にはほとんどあるから…

という理由でなんとなく組み込んでいる方！！

もう一度よく考えて下さいね。

私が診断をした人にはこの辺りの理由が多かったです。

特にこの形。

これってすごく問題があります。

まず、クロークに靴を置いたとしてそこまでどうやって行くの？という形です。

玄関にサンダルでも置いてそこから歩いてクロークまで行って靴を取るのですか？

そうなると、玄関に下駄箱が必要になってきますよ。

クローク内を一時置き場として使用するならいいのですが、一時置き場に行く時でもサンダルを履かないといけなくなります。

この形で使用して後悔しない人は「外に物置が無く、玄関に使わない外のモノを保管したい」人だけです。

では、この形で改善案をだすのなら。

こうします。

靴の履き替えスペースをクローク内に設けるのです。

上着なんかは、靴を履いてから着てもいいので、土間スペースに配置。

中段にしたことで下部に一時的な保管も可能です。

家族とお客様の動線も分けれます。

そして玄関もスッキリ見えます。

これはよくある配置に框をつけただけなのですがわずかこれだけの事でシューズクロークが一気に使い勝手がよくなります。

反対に言うと「これだけの事ができていない」プランが多いのです。

そもそも本当にシューズクロークが必要なのか？

まずはこちらをご覧ください。

土間タイプではない折れ戸の収納にしてみました。

大容量なので、ベビーカーなども余裕で入ります。

ここに上着と滅多に履かない靴を入れて、玄関に下駄箱を設置するという案です。

こうすると同じ広さでも玄関は広くなりました。

玄関の広さを優先させるならこういった選択をするのもアリだと思います。

自分でできる玄関のチェックポイント

それでは順番に説明していきますね。

荷物をたくさん持っている時につかいやすいか

これは私の持論ですが。

真に使いやすいのは何かを持っている時にわかると思っています。

例えば両手いっぱいの買い物。

それを持っている時のふとした動作です。

利き手をチェックしてみてください。

収納に何を入れるか検討しているか

靴はここ。上着はここ。小物はここ。資源ゴミの一時置き場はここ。

ベビーカーはここ。自転車の修理道具はここ。カサはここ。

今一瞬考えただけでこれだけ出てきました。

恐らく考えるともっと出てくると思います。

これだけの物が玄関に置かれる場合が多いという面から収納に何を入れるかという事を検討してください。

壁を傷付けないコートフック　こんなアイテムなら簡単に取り付け可能です。

帽子やスカーフだけでなく耐荷重が5-15キロまであるので上着なんかも。

収納量は十分にあるか

先ほどは何を入れるかを検討しました。

次は量です。

収納量に余力がないと物を出すのもしまうのも大変ですよ。

こんなコンテナボックスにシリーズごとに収納するのもオススメしています。

家族は本当に靴をキチンと片づけるのか

計画倒れになる一番の原因は本当にコレ

動作が増えると散らかりがちな玄関になります。

特に小さな子供や、高齢者がいると余計です。ご注意を。

大人も子供も高齢者も！つかいやすいか

収納や靴だけでなく、動作の面からもチェックするといいですよ。

ちょっとしたベンチなんかがあると、高齢者になっても靴が履きやすいし子供に靴を履かせやすいです。

やも

来客が来た時にベンチに座ってもらって応対なんかもできるから玄関にベンチはオススメしている

出かける時にも使いやすいか

帰る時だけでなく、出かける時の動作もチェックしてください。

帰宅動線は結構チェックされる方多いですが、おでかけ動線はチェックする人少ないですよ。

一時保存する場所は確保できているか

ゴミ捨ての前日の夜、朝しかゴミ捨てできないから玄関に一時的に置いている家

結構あります。

夕方から置いたとしても邪魔にならないスペースはありますか？

置いたとして動作の邪魔になりませんか？

忘れがちな印鑑スタンドもね！

まとめ

お家の顔でもあり、スッキリ見せたい玄関。

しかし動線の面ですぐに使いにくくなるのも玄関。

間取りができたら一度動作と収納の確認をして生活してみる事をオススメしています。

上記項目をチェックしてみるだけでも使いやすくなりますよ。

鍵の収納場所もわすれないように！

こちらはマグネットなのでスチール壁面にくっつける事が可能です。