外で洗濯物を干していると『ぷ〜ん』と見覚えのある嫌な影。
そういえば最近よくみるな、思っていたら『見えないところに蜂の巣ができてた!!』という経験をした人は多いのでは?
ハチの巣はあるだけでも怖いですよね。
その上放置しておくとどんどん大きくなって、自分や家族、それだけでなく近所の人までも危険にさらしてしまいます!
今回は、被害の多いハチ3種類をご紹介します。
ハチの特徴を知っておくと遭遇してしまったときに安全に対処できる確率がグッとあがります!
ハチの種類を知ることで家族や身の回りの人たちの安全を守りましょう!
被害が多いハチ3種類をご紹介
①スズメバチ
ハチといえばスズメバチ!
その特徴は、オレンジ色と黒色の縞模様。
体長は17~45ミリと他の蜂と比べると大きな体の持ち主です。
攻撃性が高く、危険度No.1と言われるだけあって見た目からも凶暴さが伝わってきます。
活動時期は5~11月といわれていますが特に夏場は攻撃性が高くなります。
刺された場合は、即病院へ行ってください!と言いたくなるほど毒性が強く、巣から数メートル離れている場所を通っただけで攻撃されてしまうのだとか。
なんと年間約20人が死亡しているんです。虫に刺されただけで死んでしまうなんてゾッとしますね。
そんなスズメバチの針は、毒液がある限り何度でも刺すことができる強力な武器。
そして毒液は神経毒に作用しており、刺される回数が多いほど毒が効きやすくなります。
なので、1回目より2回目に刺される方が危険なんです!
それだけでなく、毒液は目に入れば失明の可能性もあるうえ、フェロモンが含まれていてるので仲間を呼び寄せてしまいます。
群れで襲われたりしたら大惨事。間違いなしです。
②アシナガバチ
名前の通り、長い手足と細い胴体が特徴的なアシナガバチ。
体色は黄色の縞模様・斑点模様が特徴的。
体長は11~26ミリほどとスズメバチに比べると小さめサイズ。
アシナガバチの巣は、お椀を逆さまにしたようなハスの実のような形。
漫画やアニメなどで見かけるのもこの形なのではないでしょうか?
アシナガバチが最も活動的になるのは6~8月。
攻撃的なスズメバチに比べて比較的おとなしい性格の持ち主。
しかし、巣に近づいたり、刺激したりすると一斉に襲い掛かってきます!スズメバチも凌ぐ毒性をもっているので油断できません。
巣を軒下や木など見つけにくいところに作るので、気づかないうちに蜂の巣ができていた!ということになりがち。
「刺激しない限り襲ってこないなら放っておいてもいっか」と放置してしまうのは危険です!
というのも、アシナガバチの幼虫を狙ってあの凶暴なスズメバチがきてしまうからです。余計な二次被害を引き起こさない為にも巣をみつけたら駆除しましょう!
③ミツバチ
私たちにとってポピュラーなハチでもあるミツバチ。黒っぽい胴体にはっきりした黄色の縞模様が特徴です。
一年を通して活動していますが、ほかのハチとは違うところは夏の時期ではなく寒い時期に活発に動くこと。
本来はとても攻撃性の低いハチですがこの時期にいたっては巣に近づいてきただけで襲ってきたり、集団で攻撃することもあります。
ミツバチの針は刺さるとハチ本体から抜けて、人体の皮膚から抜けなくなります。
そして針自体はミツバチの体内と繋がってるので刺したら、その個体は死んでしまうんです。まさに命をかけて巣を守っているんですね!
しかし、その毒性はとても強く毒針・毒液は強い匂いを発し、仲間のハチを呼び寄せます。
刺された時は、毒針を指やピンセットで抜き、水や葉などで刺された部分を洗ったりこすったりして、匂いを消すようにしましょう!
まとめ
・スズメバチ・・・攻撃性が高く、毒針や毒液は命にかかわる危険性もある
・アシナガバチ・・・毒性はスズメバチをも凌ぐ。巣を放置いていたらスズメバチを寄せ集めてしまう可能性もある
・ミツバチ・・・寒い時期に活動。毒針のフェロモンは仲間を呼んでしまうので刺されたら毒針をとって洗って匂いをとる
どんなに気を配っていても気付かずに巣の前を通ってしまって突然ハチが現れれば、誰だって驚いて手で振り払ったり、大声をだしてしま
いますよね。そういった行動はハチに刺激を与えてしまい、逆効果です!
とにかく『巣を見つけたらすぐ駆除!』
自分や大事な人たちを守るための行動をしましょう!